
先日、TVで、交際していた男性と別れた後に
妊娠がわかり、別れた男性を探すも行方が分からず、女性が一人で出産、生まれた赤ちゃんは特別養子縁組で、子どものいないご夫婦に託すというドキュメントがありました。
※特別養子縁組:法律上、実親側との親戚関係を消滅させるもの。
こういう状況だと、まず、母になる女性に
お金がない。最近、世間でよく耳にするように
なった、こっそり生んでトイレ、ロッカー等に
<良く晴れた青空・涼しく見えるけど暑い> 遺棄するという事件。追い込まれて遺棄する側
の若い女性も哀れ、生まれてきた赤ちゃんはもっと哀れ。少し知識があれば、回避できるかもしれない
のにと思う。
大津市では
1、母子健康手帳の交付時に(妊娠していれば未婚、既婚問いません)
住民票の提出で妊婦健康診査受診券(14回の検診用金券で9万4940円)を発行して貰えます。
2、出産育児一時金として
出生児1人当たり42万円(大津市民病院は該当医療機関です)但し、大津市国民健康保険に
加入していることが必要。どこの健康保険にも加入していないという方は要相談ですね。
本来、日本の制度は国民皆保険ですから。
3、特別養子縁組について
斡旋してくれるNPO法人があります。別途お調べください。
大津市では里親制度があり「養育里親」というのがあります。TEL:077-528-2688
滋賀中央子ども家庭相談センターにも問合せできます。 TEL:077-562-1121
4、育児にかかるお金のサポート
0歳から小学3年生までの子どもに対して医療費の自己負担分の一部もしくは全額を助成。
5、児童手当
中学生までの子どもを養育している方に支給
妊娠して困っている女性にとって、まず、どうしたら出産できるかが大事ですよね。
一人で悩まず誰かに相談してください。誰もいなければ、当事務所に連絡してください。
過去に、高2の娘が妊娠し、8か月まで親はわからず、親は(娘さん本人もだと思う)
苦悩しましたが出産し、未婚の母となり、高校は転校、無事卒業された事例があります。
本当に、人生はいろいろです。現在、その娘さんは別の男性と結婚し、普通に生活しています。
今は、先が見えず、希望がないようでも何とかなります。失敗を隠すのではなく、向き合って
生きていけば、道は開けます。
赤ちゃんを産んで捨てるのは、殺人ですから。